アイガー北壁。
アルプス三大北壁の一つに数えられる困難な登攀ルートを持つその山は、
幾多の登山家を魅了し、そして跳ね返してきた。
なぜ人は山に登ろうとするのか。
「山に登るとその頂上からしか見えない景色があって、そこに、次の山が見える。だからまたその山に登りたくなる」
-今西錦司(生態学者、文化人類学者、登山家)*
「曲作りをしていて、作り出してみないとどこが山頂かわからないという感覚がありました。言ってみれば、地図のない登山をしているような感じで、登ってみないとその山がどのぐらいの高さで、どのような経路があって、どういう景色が見えるのか、そしてどこがゴールか一歩踏み出さないとわからない」
-坂本龍一(音楽家)*
ビジネスの世界でも、大きな山や壁を乗り越える場面が必ずある。
私は、その目指す山に登ろうとする企業や人々と一緒に、時にはザイルでつながり、頂上まで登攀できればと思う。まるで音楽のセッションをするように、互いの目指す方向や、奏でたいサウンドで共鳴しあえれば最高だ。
頂上へ立った。
そうするとまた次の山が見えてくるのだろう。
アイガーセッション合同会社
*出典:「音楽と生命」(集英社)